発酵を手軽に楽しむためのWEBマガジン

正月に余った餅の消費に役立つ!発酵食品と楽しむアレンジレシピ特集

お正月には雑煮や焼きもち、ぜんざいなどでお餅を食べる家庭が多いですよね。
お正月用に多めに調達したお餅がまだ残っていて、どう消費しようかなと頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、定番の食べ方に飽きた時でも美味しく食べられる「発酵食品」を使ったお餅のアレンジレシピをご紹介します。
ぜひお餅消費のアイデアとしてご活用ください。

発酵食品×餅の簡単アレンジレシピ3選

カリッ、とろ~り お餅のキムチーズ焼き

使用発酵食品:チーズ、キムチ

材料
切り餅 2個
とろけるチーズ 2つかみ
キムチ 適量
醤油 お好みで

①餅は水にくぐらせ、耐熱皿にのせて600Wのレンジで1分ほど加熱する。

②フライパンに餅を並べ、その上にキムチ、チーズの順に具材をのせ、蓋をしてチーズが溶けるまで熱する。

③チーズが溶けたら蓋を外し、餅を半分に折り畳んでバーガー状にしたら、両面に焦げ目がつくまで焼いていく。 お好みで最後に餅の周りに少し醤油を垂らし、香りが立ったら火からおろして完成。

キムチなしで、チーズ餅にしても美味しいですよ。(その場合は最後に醤油を垂らしてください)最後に少し黒コショウをふったり、海苔やネギの薬味を添えたりするのもおすすめ。

フライパンでカリッと焼いた表面の食感と、とろ~りとろけるチーズとお餅の食感がどちらも楽しめ、ついつい食べすぎてしまう美味しさです。
最後にごま油を垂らして焼き上げてカリッとさせるのも◎。チヂミやおせんべいのように仕上がり、おやつにもぴったりですよ。

トロトロねばねばの食感が楽しい納豆餅

使用発酵食品:納豆、醤油

材料
切り餅 1~2個
納豆 1パック
醤油orぽん酢 適量
小口ネギ お好みで

①大さじ4ほどの水と切り餅を耐熱皿に入れ、600Wのレンジで1分半ほど加熱する。

②加熱した餅を軽く混ぜ、なめらかにしたら上から付属のタレを絡めた納豆をかけ、さらに醤油やぽん酢をかける。 お好みでネギを添えたら完成。

餅と納豆を混ぜ、絡ませながら食べてください。
納豆ごはんの餅バージョン。ご飯よりさらに納豆と絡むので、納豆の風味をダイレクトに感じられますよ。
さっぱりといただきたいときは、大根おろしや、大葉などを添えるのもおすすめです。

一口メモ:京都の納豆餅
今回のレシピの納豆餅は山形で食される納豆餅に近いものですが、京都の京北地域にも一風変わった納豆餅があります。
なんでもこちらの納豆餅は、納豆を上からかけたものではなく、塩で和えた納豆と砂糖をお餅で包みこんがり焼き、きな粉をまぶして食べるというもの。
塩味と甘み、そしてきな粉の風味が合わさった個性的なお餅です。
京北の一部では、お正月の三が日に納豆餅を食べる習慣があるそうですよ!

レンジだけで簡単!みたらし団子風餅

使用発酵食品:みりん、醤油

材料
切り餅 2個
みたらし餡
 水 大さじ2
 みりん 大さじ1
 砂糖 大さじ1
 醤油 大さじ1/2
 片栗粉 小さじ1

①大さじ4ほどの水と切り餅を耐熱皿に入れ、600Wのレンジで1分半ほど加熱する。

②みたらし餡の材料をすべて混ぜ合わせ、600Wのレンジで50秒加熱する。

③餅の上からみたらし餡をかけたら完成。

甘辛い餡でおやつにぴったりのみたらし団子風のお餅です。
さらに餡とよく絡ませるのであれば事前にお餅をカットしてから加熱するといいですよ!
みたらし餡もレンジ加熱調理することで、火を使わず気軽に作れます。
上からきな粉をまぶしても美味しいですよ。

お餅とともに白味噌が余っていたらこちらもおすすめ!

京都一の傳 本店の料理長直伝のまったりとした餡の風味がたまらない「西京味噌あん餅」もおすすめです。
こっくりとしたテクスチャーの餡がお餅と一体となり、濃厚クリーミーでリッチな味わい。冬のおやつにぴったりです!

京都一の傳 本店 料理長の和食講座〈vol.7〉お正月に使った西京味噌とお餅でつくる「西京味噌あん餅」

大量消費には、お餅で作る甘酒も♩

発酵WEBマガジン「Haccomachi」では、お米ではなく、お餅で作る甘酒のレシピも公開中です。
お米で作るより甘い甘酒が作れるので、こちらもぜひチェックしてみてください。

お正月に余ったお餅で作る!濃厚で甘味が強い「お餅の甘酒」

発酵食品で広がるお餅の魅力

お醤油でシンプルにいただくお餅はもちろん、チーズやキムチ、白味噌など、発酵食品×お餅のバリエーションは無限大。
ぜひ身近な発酵食品を使って、いつものお餅を一味違ったアレンジで楽しんでみてくださいね。