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生クリーム不使用!脂質を抑えた「甘酒生チョコレート」

バレンタインの季節になると、チョコレートを口にする機会も増えますよね。 甘くて美味しいチョコレートやスイーツに幸せを感じる方も多いはず。

ただ、美味しいスイーツに多く含まれているのが脂質。
脂質はエネルギーの源として体を構成するのに必要な成分ですが、とりすぎてしまうと、脂肪として体内に蓄積したり、皮脂の分泌が促されニキビや肌荒れの原因になってしまう場合も。 ダイエット中やお肌を整えたいときにはできれば避けたいですよね。

そこで今回は、脂質を多く含む「生クリーム」を、発酵食品の「甘酒」で代用した「甘酒生チョコレート」をご紹介!

材料はたった3つ「チョコレート」「甘酒」「パウダー」のみ。材料を混ぜて冷やすだけなので、どなたでも簡単に作ることができます。 生チョコレートの醍醐味であるなめらかな口どけは残しつつ、脂質を低く抑えたレシピです♪

甘酒生チョコレート

▪材料

・カカオ分50%チョコレート    75g
・甘酒(米と米麹が原材料のもの) 40ml
・お好みのパウダー(無糖)     適量

①チョコレートを細かく刻む


②甘酒を60度前後の湯煎にかけ、あたためる 
※甘酒の粒感が気になる方はよくこして潰す


③②に刻んだチョコレートを加えて、なめらかになるまでしっかり混ぜる
         
④予めラップをひいた型に③を流し込む


⑤冷蔵庫で3時間ほど冷やした後、お好みのサイズに切ってパウダーをふりかければ完成

★チョコレートについて

今回は、カカオ分50%のチョコレートを使用しました。
厳密な定義はないのですが、カカオ含有量が30~40%程度のものが「ミルク」、40%~60程度のものが「ビター」「ブラック」「ダーク」、それ以上にカカオを含むのものが「高カカオ・ハイカカオチョコレート」と呼ばれているそうです。

▪カカオ分って?

カカオの分量で味が変わるチョコレート。
そもそもカカオ分って何なのでしょうか?
チョコレートの主な原料であるカカオマス(カカオ豆を焙煎し細かく砕きペースト状にしたもの)です。単体だと苦みが強く、甘くておいしいチョコレートにはなりませんが、甘味付けをする砂糖、なめらかな食感やくちどけをつくる油脂分などをいれて混ぜ合わせることで、私たちに馴染みのあるチョコレートになります。
そして、この混ぜ合わせるさいのカカオの割合が、カカオ含有量になります。カカオ分が多く含まれているチョコレートが苦いのは、混ぜ合わせる砂糖などが少ないからですね。
※カカオマスから搾り取られるカカオバターを油脂分として、使用している場合は、カカオマス+カカオバターを合わせた合計が、カカオ分となります。

糖質を抑えたい方は、カカオ分が高いものを選ぶと良いですね。 ただ、Haccomachi編集部でカカオ分70%以上のものを使用して甘酒生チョコレートを試作した感想としては、カカオの苦みが強くなったり、生チョコレート特有のなめらかさがでにくいと感じたため、カカオ分50%前後のチョコレートが特におすすめです。

★甘酒について

今回のレシピでは、発酵カフェ「漬×麹 Haccomachi」の米と麹だけでつくった手づくりの甘酒を使用しました。 そして、今回注目したのは脂質。生クリームの脂質が100gあたり43gなのに対し、甘酒は0.1gと格段に低いのです。(※文部科学省「食品成分データベース」より) 脂質はしっかり抑えつつ、生クリームのような口溶けが楽しめますよ!

甘酒は原材料で大きく区別すると①米+米麹 ②米麹のみ ③酒粕 の3種類に分けられます。Haccomachi自家製米麹甘酒は①に該当します。③酒粕の甘酒は砂糖で甘みを加えていることが多いので、砂糖の添加を控えたい方には①と②がおすすめです。Haccomachi自家製米麹甘酒は、さっぱりとした甘さでクセがなく、とても飲みやすいのが特徴です。甘酒が苦手な方でも「Haccomachiの甘酒は美味しく飲めました。」と言っていただくこともたびたび。ブドウ糖が豊富に含まれているので、エネルギーチャージや疲労回復に最適です。ノンアルコールなので、老若男女問わずお楽しみいただけます。
♦甘酒についてもっと詳しく♦
「甘酒からみる発酵食文化(2)それぞれに個性が!酒粕甘酒と米麹甘酒の違いは?」

今年のバレンタインに「甘酒生チョコレート」はいかがですか?

今年のバレンタインは、脂質を抑えた「甘酒生チョコレート」で、 普段よりちょっぴり健康的に過ごしてみるのはいかがでしょうか?



【豆知識】チョコレートは発酵食品だった!

ちなみに、チョコレートが発酵食品といわれていること皆さんはご存じでしたか?


日本ではあまり馴染みがないですが、カカオはフルーツの一種で、フルーツであるカカオの種のことをカカオ豆と呼びます。また、カカオ豆はカカオポッド(カカオの実)の中にあり、「パルプ」という白い果肉に包まれています。




では、どうやってパルプからカカオ豆を取り出すのでしょうか。
実はここで、発酵がつかわれているのです。
パルプに包まれたままのカカオ豆を発酵槽などにいれ、数日間発酵させることで「パルプ」が溶けて、カカオ豆を取り出すことができます。発酵槽のほかに、バナナの葉っぱに包んで発酵させる地域もあるのですよ。面白いですね。


また、チョコレート独特の香りも、カカオ豆を発酵させることで生成されています。 パルプには糖分が多く含まれており、それを好む微生物たちが活動をしています。 カカオ豆の発酵には、①酵母②酢酸菌③乳酸菌など、多くの微生物が関わっており、 それぞれの微生物の働きかたによっても、香りや味が大きく変わっていくそうです。 発酵をしなければ、私たちに馴染みのあるチョコレートの香りにはならないのですね。


その後、焙煎、磨砕き(カカオ豆を細かく砕きペースト状に仕上げる作業)をすることでチョコレートの主な原料、カカオマスができます。

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