COLUMN

納豆からみる発酵食文化(2)最強の発酵食品!納豆が持つパワーとは?

Vol.1では納豆が生まれたきっかけや、納豆という名前の由来についてご紹介しました。

諸説あるとはいえ、面白い説ばかりで、普段何気なく食べている納豆を改めて知っていくきっかけになりますね。

今回は、そんな日本の発酵食品の王様といっても過言ではない「納豆」の持つすごい力についてお話したいと思います。

体に良いのは知っているけど、具体的にはどんな力を持っていて、私たちの健康を支えてくれているのかぜひ学んでみましょう~!

朝食の定番「納豆」の持つ力とは

昔から「健康食材」として注目され、日本人の日常にとけこんでいる納豆。

「畑の肉」とも言われるほど栄養価の高い大豆を使っていることからも体に良い食品であることは明らかですが、実際にどんな力があるのかというと、あまり知らないので、今回調べてみました。

大豆製品であることからタンパク質が豊富なのかと思いきや、他と比較して驚くほど大量に含有しているわけではないそう。

しかし、タンパク質以外のエネルギーや脂質がバランスよく含まれている食材であるのが納豆の強みだといえます。

一体どんな栄養素が含まれているのでしょうか。

■亜鉛

脂肪の吸収を穏やかにする力があるのだそうで、健康な体づくりに役立つ栄養素です。

■サポニン

新陳代謝の際に必要となる栄養素で、つやつやきれいなお肌や髪をつくるのに必要ですね。

人の体内で作りだすことができないため、食べて摂取する必要があります。

■マグネシウム

骨や歯の形成に必要な栄養です。

摂取量が足りないと、生活習慣病のリスクが可能性が高まる可能性があるため、しっかりと摂る必要のある栄養素のひとつです。

もちろんこれら以外にも体に良い栄養素はたくさん含まれていますが、代表的なものをあげてみました。

また、もうひとつ納豆をつくる上で欠かせないのが「納豆菌」。

大豆を発酵させるために必要ですが、それだけではありません。

強い生命力をもつ最強の菌「納豆菌」

納豆菌の特徴は、温度や湿度変化に強く、繁殖力が高いこと。

菌は熱や乾燥に弱いのですが、納豆菌は負荷がかかる状態になると〈芽胞〉という細菌なり、熱や乾燥に強くなります。

通常で80℃まで耐えうる生命力ですが、芽胞になるとさらに高い100℃で加熱処理されても死滅しません。

その繁殖力の強さゆえ、造り酒屋さんなどで納豆を食べることはNG!

仕込み期間は一切食べないんだそうですよ。

言い換えれば、生きて腸まで届くということ。

腸内環境を整えるために良いとされる乳酸菌などは胃酸に弱く、腸まで届けるのが難しいと考えられています。

しかし、納豆菌はその強さゆえに胃酸にも耐性があり、腸まで到達することができるのだとか。

腸内環境のためにも、夕食に納豆を取り入れるのがおすすめです。

腸は人が寝ている間に活発に働くので、夜に食べることで腸の働きを促進することができます。

1日1~2パックを目安に毎日食べると効果的だそう。

また、納豆のねばねばに含まれるナットウキナーゼというたんぱく質分解酵素も大切な存在です。

ナットウキナーゼには、血栓の素となるたんぱく質を分解する力があるとされ、血液をサラサラにする働きがあります。

そのうえ納豆の原料である大豆そのものにも食物繊維やイソフラボンなどの栄養素が数多く含まれていて、もれなく摂取することができるため、美容にも健康にも効果的。

まさに「最強の発酵食品」といっても過言ではありません。

とはいえ、「これだけ健康や美容に良いと聞いても、納豆は苦手……」という方もいらっしゃるはず。

独特のねばりとにおいがあるので、そのまま食べるのは苦手でもアレンジ次第で、食べやすくなります。

和洋中なんにでも合うので、幅広くアレンジできるのも納豆の良いところ。

次回は、納豆好きな方にもそうでない方にもおすすめのアレンジ方法や薬味をご紹介します。

いつもと違うアレンジで納豆を楽しめること間違いなし!お楽しみに!

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