ここ最近、陽気が心地よくお出かけしたい気分が高まるばかり。
春といえば桜、ということで左京区にある「京都府立植物園」にお出かけしてきました♪
地下鉄烏丸線北山駅からすぐの京都府立植物園は、日本最古の公立の植物園として今から94年前の1924(大正13)年にオープンしました。
約24万平方メートルの敷地内に約1万2,000種類ものの植物が植栽されているこちら。
約70品種だった桜を約200品種まで増やし、今年はそのうちの130品種・450本が一般公開されているそうです。
早咲きの「河津桜(カワヅザクラ)」や、遅咲きの「鬱金(ウコン)」など多品種が植栽されているので、3月中旬から4月下旬までの長期間にわたって桜を楽しむことができます。
またこの時期には「桜散歩」といって植物園の職員の方が園内の桜を案内してくださるイベントや、夜間ライトアップなども行われ、お花見の時期には外せないスポットですね!
※2018年の開催は終了しております。
ピンク色の桜もかわいいですが、白い花弁は雪が降ったみたい!お花がきゅっとつまって咲いているのが素敵です。
桜はもちろん、ほかにも春らしさを感じさせてくれる花がたくさん咲いています。
この黄色い花は「レンギョウ」。
春の訪れを告げるかのように、早春に鮮やかな黄色い花を咲かせることから「期待」「希望」という花言葉があります。古くから漢方薬としても活用されていて、強い抗菌作用を持っているのだそうです。
園内の球根植物が植えられている場所では、ヒヤシンスが見頃を迎えていました!
ギリシャ神話に登場する美少年ヒュアキントスの頭に円盤が当たって亡くなった際に、流れた血に染まった草から咲いたのがこの花だったのだとか。かわいい見た目とは裏腹に悲しい由来のある花だったんですね……。
お次は水仙です。
レンギョウより淡い黄色で、こちらもまた春らしい姿をしていますね。
イギリスの詩人・ウィリアム・ワーズワースは湖のほとりに咲く美しい水仙の姿を見て「The Daffodils(水仙)」という詩を書いたのだそうです。イギリスの国花のひとつとして愛される水仙ですが、同じく日本でもかわらしい姿が人気ですよね。
丸っこいフォルムと白い花びらに入る緑の斑点が印象的なスノーフレーク。花が鈴蘭に、葉っぱが水仙に似ていることから、鈴蘭水仙とも呼ばれています。
こんなにかわいいのに実は毒をもっていて、誤って食べると中毒症状を引き起こしてしまうという恐ろしい一面もあります……。
ただ、球根から抽出したエキスには美肌効果があるとも言われており、悪いことばかりではなさそう。
スノーフレークのすぐ隣で鮮やかに花開いていたのがアネモネです。ギリシャ語で「風」を意味する「anemos」にちなんで名づけられたのだとか。
アネモネと聞くと赤色をイメージしがちですがこの色も素敵ですね。
青色のアネモネの花言葉は「堅い誓い」。ロマンチックですね~!
最後が、花壇や公園でよく見かけ春の訪れを感じさせてくれるユキヤナギです。
柳に似た葉と、白い小さな花が雪のように見えることからこの名がつきました。こちらも春らしい花のひとつですね。
園内では各所に植えられていますが、真っ白な花弁と緑の葉のコントラストは見ごたえ十分です!
このように桜だけでなく、春らしい花々を楽しむことができました!
行ったのが日曜日ということで混雑が心配だったのですが、かなり広いのでゆっくり好きな花を思う存分愛でることができます。
京都に桜の名所は数えきれないほどたくさんありますが、特にゆったりした時間を過ごせる場所ですよ。
四季折々の植物が植えられているということなので、ほかの季節にもぜひ訪れたいですね♪
■京都府立植物園
開園時間:
午前9時~午後5時
(入園は午後4時まで)
休園日:
12月28日から1月4日
入園料:
一般200円 高校生150円
中学生以下無料
WEB:
http://www.pref.kyoto.jp/plant/