INTERVIEW

奥野由恵さんインタビュー・前編|こだわりのスムージーで野菜&フルーツを味わう。都会の喧騒の中にたたずむ癒しの空間「MÖEB」

時間に追われ、丁寧な暮らしとはかけ離れたなおざりな一日を過ごしてしまうことが度々あります。「なんとかしないと」と思いながら、あとひと手間をかけることができず、ほんの少しの罪悪感を抱きながら眠りにつく……。

そんな悔む日々が続いていたときに出会ったのが、大阪・心斎橋にある野菜&スムージーのお店「MOEB(モーブ)」です。

「新鮮な野菜とフルーツを手軽にたっぷり食べてもらいたい」という思いから生まれ、今年で3年目を迎えるMOEB。ある晴れた日の昼下がりにお店を訪れ、店長の奥野由恵さんにお話を伺いました。

素材まるごとを味わえる。こだわりぬいた贅沢なスムージー

 

看板商品であるスムージーはシロップや砂糖、保存料・着色料は一切使っておらず、素材が本来もつうまみと甘みをうまく引き出した仕上がりが老若男女問わず愛されるポイント。

定番のラインナップは一番人気のグリーンスムージーを始め、ソイバナナ、ブルーベリー&バナナ、ベリーズ&バナナ、黒ごまきな粉豆乳、レッドビーツベリーズ、チャコールブラック、ケール&グリーンの8種類。

追加で、栄養価が高く健康に良いと注目を集めるスーパーフードのチャコールやスピルリナ、バジルシード、マキベリー、マカパウダーなどをプラスし自分好みのスムージーにアレンジできるのもうれしいですね。(スーパーフード追加は+200円より)

今回は奥野さんおすすめの「ケール&グリーン」と、「黒ごまきな粉豆乳」にスーパーフードのチャコールをプラスしたスムージーをいただきました。

左:ケール&グリーン(780円)

右:黒ごまきなこ豆乳+チャコール(540円+200円)

■ケール&グリーン

クセの強い野菜であるケールが使われているということで、苦みが強いのかと思いきや、バナナやリンゴの自然な甘みとうまくマッチして、とても飲みやすいのが「ケール&グリーン」です。使われている野菜の種類はグリーンスムージーと同じだそうですが、「それよりもさらに野菜を増量し、栄養素を凝縮しています」という奥野さんの言葉通り、野菜のうまみがぎゅっと詰まった絶妙な美味しさです。

これから暑くなり食欲の落ちる時期には、ケール&グリーンで体に必要な栄養素を摂りつつ、暑さでバテた体を癒してみるのはいかがでしょうか。

  ■黒ごまきな粉豆乳 +チャコール

おいしいに決まっている黒ごま+きな粉+バナナの組み合わせに、デトックス効果があるとされるチャコールをプラス。バナナをまるごと使っていることもあり、バナナの甘みと黒ごま・きな粉の風味を堪能できます。ケール&グリーンに比べるとしっかりした甘さですが、バナナと蜂蜜によるものなので優しく深い味わいなのが特長です。

まるごと1本のバナナを味わっているような濃厚な仕上がりで、「飲む」というよりは「食べる」という表現がぴったりなスムージーでした。

 

─ 今まで飲んでいたスムージーは一体何だったんだろうと思うくらい、野菜のうまみやフルーツの甘みが凝縮されていますね。

奥野 素材が本来持つ味わいを楽しみながら、忙しい人でも気軽に野菜をたくさん摂ってもらえるようなレシピを考えました。素材によっては甘みをもう少し引き出したいときもあるので、はちみつを使うことはありますが、基本的に砂糖やシロップは使いません。もちろん、保存料や着色料も使っていませんし、はちみつはアガベシロップに変更もできるので、1歳未満のお子様やビーガンの方も安心して召し上がっていただけるようになっています。

─ スムージーにこだわった理由を教えてください。

奥野 海外旅行中、生の野菜や酵素を摂るのに一番手軽だったからです。日本に帰ってきて、海外ではよく見かけるのに自分の周りにはなかなかそういったお店がなく、「だったら私が行きたくなるお店を作ろう」と思ったからです。

 

「無添加でおいしくヘルシー」にこだわる。野菜たっぷりランチの魅力。

 

スムージーだけでなく、有機野菜の濃い味わいが楽しめるヘルシーながらも満足感たっぷりなランチメニューもMOEBの人気の理由のひとつです。

ジューシーな自家製鶏ハムを使った野菜たっぷりのサラダランチ(スープ付き)や、玉ねぎをとろけるまで煮込んだ濃厚ハヤシソースがたまらないMOEB特製ハヤシライスなど、どれも「ヘルシーでおいしく」という奥野さんの思いが詰まったメニューが用意されています。

「添加物を使いたくない」となるべく手作りを心がけ、味に深みやコクを出すために発酵調味料を使っているので、意識せずとも発酵食品を食べることができるメニューになっているのもうれしいところ。

今回は、野菜をたっぷり食べられてヘルシーでボリュームたっぷりな「塩麹豚雑穀米丼」をおすすめしていただきました。

塩麹豚雑穀米丼(1,080円)

奥野 たっぷりの有機野菜と、手作り塩麹を使ったタレで和えたゆで豚を、雑穀米の上にトッピングしたもので、ヘルシーながらもボリュームがあり、女性はもちろん男性にも満足していただけるメニューになっています。塩麹を使うことで、塩だけでは出せないうまみが楽しめます。

スムージーと同じく、野菜のうまみや栄養を味わいながらしっかり摂ってもらいたいので、調味料からできるだけ手作りし、添加物は使わないようにしています。

─ ランチと一緒に出てくるドレッシングも手作りですか?

奥野 当店オリジナルの酵素ドレッシングで、もちろん無添加です。8割が野菜とフルーツなので、フレッシュな味わいを楽しみながら、素材のもつ栄養素をしっかり摂っていただけます。

・・・

細部にまでこだわり抜いただけあって、塩麹によってうまみが増した柔らかい豚肉と新鮮な野菜に、野菜とフルーツの凝縮されたほど良い酸味のあるととろっとしたドレッシングが絡むのがくせになります。季節によって様々な種類の野菜を使っているからこその深みのある味わいですね。オリジナル酵素ドレッシングは、自宅でも気軽に野菜を食べてもらえるようにと、お持ち帰りできるのもうれしいポイントです。(1本1,080円)

また、米粉やオーガニックシュガー、ライスミルク、豆乳、甘酒など体に優しいこだわり素材を使い「無添加でおいしいのにヘルシー」にこだわったスイーツをお持ち帰りすることもできます。

季節や日によってラインナップが異なり、売り切れることも多いそうなので、どうしても食べたい方は事前にお問い合わせしておくのがおすすめです。

 

ヘルシーでおいしいメニューはもちろん奥野さんのにこやかな笑顔にも癒される、まさに「都会のオアシス」といった空間。私がお伺いした日もひっきりなしにお客さんが来店されていて、忙しそうにされながらも楽しそうにお話しされている奥野さんの姿がとても印象的でした。

忙しい日々に疲れた人へ癒しを提供してくれるMOEB。その誕生の裏には奥野さんの健康な食への情熱がありました。後編では、お店がオープンするまでの経緯や、お店の根幹をなす奥野さんの思いについてお伺いします。


■PROFILE

奥野 由恵

1990年生まれ。海外で食の大切さに気づき、「ヘルシーをお手軽に」をモットーに野菜たっぷりのスムージーやランチを提供するカフェ「MÖEB」を大阪・心斎橋に2015年7月にオープンする。

MÖEB(モーブ)

ADDRESS: 大阪市中央区西心斎橋1-10-41
TEL: 06-4963-2182
OPEN: 11:00~18:30
CLOSE: 火曜日
URL: http://cafe-moeb.com/
Facebook: https://www.facebook.com/moeb0701
Instagram: @Moeb_Osaka
Twitter: @Moeb_Osaka

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